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堀江貴文■ゼロ――なにもない自分に小さなイチを足していく

20141126

2014.11.26ゼロ

 経営者となって以来、僕は感情で物事を判断しないよう、常に自分をコントロールしてきた。感情が揺らぎそうになったときほど、理性の声に耳を傾けた。

 悩むことをやめ、ひたすら考えることに努めてきた。

 そう、多くの人は混同しているが、「悩む」と「考える」の間には、決定的な違いがある。


 まず、「悩む」とは、物事を複雑にしていく行為だ。
 ああでもない、こうでもないと、ひとり悶々とする。わざわざ問題をややこしくし、袋小路に入り込む。ずるずると時間を引き延ばし、結論を先送りする。それが「悩む」という行為だ。〔…〕

 一方の「考える」とは、物事をシンプルにしていく行為である。
 複雑に絡み合った糸を解きほぐし、きれいな1本の糸に戻していく。


■ゼロ――なにもない自分に小さなイチを足していく │堀江貴文│ダイヤモンド社│ISBN:9784478025802│2013年10月│評価=○

〈キャッチコピー〉
 なぜ堀江貴文は、逮捕されすべてを失っても希望を捨てないのか?
彼の思想のコア部分を、その「自伝的告白」と絡めながら述べる堀江本の決定版! 出所後初の書き下ろし!

〈ノート〉
 堀江貴文、1972年生まれ。元・株式会社ライブドア代表取締役CEO。民間でのロケット開発を行うSNS株式会社ファウンダー。33歳のときに、証券取引法違反で東京地検特捜部に逮捕され、懲役2年6カ月の実刑判決を下される。

 すでに50冊以上の著書があるとのこと。当方は初めて読む。本書は著者40歳の自伝であり、若者に向けた人生訓である。著者のもっとも売れた本は、『稼ぐが勝ち――ゼロから100億、ボクのやり方』(2004)だとし、いままた『ゼロ――なにもない自分に小さなイチを足していく』に戻り、「失敗してもゼロに戻るだけで、決してマイナスにはならない。だから一歩を踏み出すことを躊躇せず、前へ進もう」と書く。

――成功したければ挑戦すること。
挑戦して、全力で走り抜けること。
その全力疾走のことを、人は努力と呼ぶ。僕は、堀江貴文は、どうやら滑稽なくらい
に不器用な努力の人らしいのだ。
(本書)

 実刑判決後、田原総一朗から、ネクタイを締めなかったからだ、と言われる。

――「あなたはこの国を牛耳る年寄りたちから嫌われ、怖れられ、ついには逮捕され、実刑判決まで食らってしまった。なぜか? それは堀江さん、あなたがネクタイを締めなかったからだ。この国ではネクタイがすべてなんだ。ちゃんとネクタイを締めて、年寄りにゴマをすっていれば、球団買収だって成功しただろうし、フジテレビや選挙もうまくいったかもしれない。わかっているよね?」

 これに対し、明文化されたルール(コモンロー)は従うが、いい加減な常識(コモンセンス)に従う合理的理由はない、と言う。

〈読後の一言〉
 2006年に逮捕されたとき、これも“国策捜査”かと思った。球団やテレビ局を買収しようとしたり、総選挙に立候補したり、その言動のはしゃぎすぎ、いちびりすぎに顰蹙をかったが、実刑をうけるほどのことはなかった。メディアを牛耳る老人たちの嫉妬を買い恐怖心を呼び起こしただけだった。そして出所した今、かれはネクタイを締め始めた感がある。

〈キーワード〉
悩む・考える ネクタイ コモンロー・コモンセンス




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