01ジャーナリスト魂・編集者萌え│T版 2015年1月~3月
01/ジャーナリスト魂・編集者萌え - 2015年05月01日 (金)
01/ ジャーナリスト魂・編集者萌え

■気になるフレーズ @koberandom 1月10日
★佐野眞一『ノンフィクションは死なない』
引退会見のテレビで私を名指しして、盗作の常習者で「卑しい。卑劣だ」と言ったという。その石原と組んだ橋下が在阪のテレビを巧みに使って「週刊朝日」批判を展開したこと、さらには石原の後継者に擬せられた猪瀬の私に対する執拗なツイター★佐野眞一『ノンフィクションは死なない』2014
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佐野眞一『ノンフィクションは死なない』は「ツイッター攻撃などを考えると、私は知らないうちに彼らのバッシング・シフトに囲まれていたと思わざるをえない。彼らの批判には無意識のうちに“政治的打算と悪意の連鎖”が働いていたような気がする」と。
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佐野眞一『ノンフィクションは死なない』は、2013年週刊朝日の“ハシシタ騒動”や『ノンフィクションの「巨人」佐野眞一が殺したジャーナリズム』(2013.5)への“弁解の書”。言い訳や過去の自慢話はもういい。次のテーマ、「堤清二」を早く手掛けてほしいとファンの一人として望んでいる。
■気になるフレーズ @koberandom 1月29日
★後藤正治『天人』
知識、教養、体験、見識、文章力……いずれも大切だ。ただ、このようなものは、やがて迎える月日のなかで蓄積され磨かれていく。畢竟、文は人なりであるならば、要に位置するものは、人としての器量や度量と呼ばれるもの、さらにその芯にある〈心根〉であろう。★後藤正治『天人』2014
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『天人』は、“文品”の記者46年の生涯を同時代の錚々たる新聞人への取材から描いたもの。激しい変転の時代、若い記者たちと“若い新聞”、おそらく著者は取材を通じ爽やかで心豊かな時間を過ごしたに違いない。『深代惇郎の天声人語』を再読したい。
■気になるフレーズ @koberandom 3月9日
★真山仁『雨に泣いてる』
その死を伝えることで悼むことはできるだろう。何より、記事は生きている人のために書くんだぞ。生きている読者は、その死をもっと身近に考えたり、生きることの意味を考えたりするかもしれない。だから具体的な記事がいるんだ★真山仁『雨に泣いてる』2015
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東日本大震災を題材に、4年後の2015年に出た真山仁『雨に泣いてる』。1954年の青函連絡船遭難事故を題材に、9年後の1963年に出た水上勉『飢餓海峡』。1985年の日航機墜落事故を題材に、18年後の2003年に出た横山秀夫『クライマーズ・ハイ』。社会派ミステリの傑作だ。
■気になるフレーズ @koberandom 3月17日
★後藤健二『ルワンダの祈り』
「男たちはフツ族の民兵の中に、レイプを行なうためのグループを組織したのです。そこにはエイズウィルスに感染した者が大勢含まれていました。〔…〕ただ殺すだけではなく、ゆっくりと時間をかけて感染を拡げて、ツチ族の血を永遠に絶やそうとしたのです」★後藤健二『ルワンダの祈り――内戦を生きのびた家族の物語』2008
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『ルワンダの祈り』の後藤健二は、2014年10月”イスラム国”支配地域に入った後、2015年1月に殺害された。世界各地で戦争や難民として苦しむ子どもたちにビデオカメラを向け、その姿を伝え続けたジャーナリストで、子供向けの著作の多い。

■気になるフレーズ @koberandom 1月10日
★佐野眞一『ノンフィクションは死なない』
引退会見のテレビで私を名指しして、盗作の常習者で「卑しい。卑劣だ」と言ったという。その石原と組んだ橋下が在阪のテレビを巧みに使って「週刊朝日」批判を展開したこと、さらには石原の後継者に擬せられた猪瀬の私に対する執拗なツイター★佐野眞一『ノンフィクションは死なない』2014
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佐野眞一『ノンフィクションは死なない』は「ツイッター攻撃などを考えると、私は知らないうちに彼らのバッシング・シフトに囲まれていたと思わざるをえない。彼らの批判には無意識のうちに“政治的打算と悪意の連鎖”が働いていたような気がする」と。
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佐野眞一『ノンフィクションは死なない』は、2013年週刊朝日の“ハシシタ騒動”や『ノンフィクションの「巨人」佐野眞一が殺したジャーナリズム』(2013.5)への“弁解の書”。言い訳や過去の自慢話はもういい。次のテーマ、「堤清二」を早く手掛けてほしいとファンの一人として望んでいる。
■気になるフレーズ @koberandom 1月29日
★後藤正治『天人』
知識、教養、体験、見識、文章力……いずれも大切だ。ただ、このようなものは、やがて迎える月日のなかで蓄積され磨かれていく。畢竟、文は人なりであるならば、要に位置するものは、人としての器量や度量と呼ばれるもの、さらにその芯にある〈心根〉であろう。★後藤正治『天人』2014
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『天人』は、“文品”の記者46年の生涯を同時代の錚々たる新聞人への取材から描いたもの。激しい変転の時代、若い記者たちと“若い新聞”、おそらく著者は取材を通じ爽やかで心豊かな時間を過ごしたに違いない。『深代惇郎の天声人語』を再読したい。
■気になるフレーズ @koberandom 3月9日
★真山仁『雨に泣いてる』
その死を伝えることで悼むことはできるだろう。何より、記事は生きている人のために書くんだぞ。生きている読者は、その死をもっと身近に考えたり、生きることの意味を考えたりするかもしれない。だから具体的な記事がいるんだ★真山仁『雨に泣いてる』2015
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東日本大震災を題材に、4年後の2015年に出た真山仁『雨に泣いてる』。1954年の青函連絡船遭難事故を題材に、9年後の1963年に出た水上勉『飢餓海峡』。1985年の日航機墜落事故を題材に、18年後の2003年に出た横山秀夫『クライマーズ・ハイ』。社会派ミステリの傑作だ。
■気になるフレーズ @koberandom 3月17日
★後藤健二『ルワンダの祈り』
「男たちはフツ族の民兵の中に、レイプを行なうためのグループを組織したのです。そこにはエイズウィルスに感染した者が大勢含まれていました。〔…〕ただ殺すだけではなく、ゆっくりと時間をかけて感染を拡げて、ツチ族の血を永遠に絶やそうとしたのです」★後藤健二『ルワンダの祈り――内戦を生きのびた家族の物語』2008
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『ルワンダの祈り』の後藤健二は、2014年10月”イスラム国”支配地域に入った後、2015年1月に殺害された。世界各地で戦争や難民として苦しむ子どもたちにビデオカメラを向け、その姿を伝え続けたジャーナリストで、子供向けの著作の多い。
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